やくみつる氏、相撲協会は隠蔽体質ではなく「糊塗(こと)体質」
漫画家のやくみつる氏が9日、フジテレビ系「とくダネ!」で、不祥事などが続く日本相撲協会の体質について「隠蔽体質」ではなく「糊塗(こと)体質」と分析した。
番組では、舞鶴巡業で市長が倒れ、女性が土俵上で救命活動を行ったものの、土俵から降りるよう場内アナウンスがなされた騒動について特集。番組では独自取材として、春日野巡業部長がこの騒動の際に「トイレに行って知らなかった」という趣旨の説明を行っていたが、場内にいた人が撮影した動画などから、会場で騒動を見ていたことが発覚したと報じた。
この春日野巡業部長の“うそ”とも言える説明に、やく氏は「巡業部長が緊急事態にどう行動すべきか、協会中でマニュアル化されてなかったんでしょう。マニュアルがあればその通りに動く」と、非常事態に対してのマニュアルがなかったから動けなかったと推察。
そして「こういうことがあると、隠蔽体質と言われるが、言葉が違うなと。何が一番ぴったりくるか。糊塗(こと)という言葉」とコメント。「糊で塗ったり貼ったりしてすぐ取りつくろうとする、糊塗(こと)体質」と呆れ返っていた。