千鳥 関西新番組で「情熱大陸」に対抗…悪ふざけにお付き合いを
お笑いコンビ・千鳥が大阪・ABCテレビでスタートした新番組「相席食堂」(関西ローカル、日曜、後11・10)の会見を行った。
毎回、クセのある有名人が行った行き当たりばったりすぎる旅ロケVTRを見ながら、ロケで実績ある千鳥が、その珍道中やグダグダぶりなどに怒りや突っ込みを入れまくる番組。同局が今クールから日曜23時枠を関西独自路線に切り替えて投入した。
会見で裏番組はTBS系「情熱大陸」だと指摘されると、ノブ(38)は「そうなんですよ…。ABCさんが視聴者の期待を追い求め過ぎて、気の迷いで、とんでもない番組が始まりました」と苦笑いしつつ「感動では勝てませんが、この逆張りは勝機がある。バカバカしいのを見たい方のために、突っ走ります」と宣言した。
これに相方の大悟(38)も「色んな視聴者がいますからね」と応じたが「ワシは…情熱大陸見るかな」と笑わせた。
大悟は番組について「他でもたまにある『何をワシは見せられてるんや』と言いたくなるユルユルのロケに、視聴者に代わって突っ込みます」と説明。ロケを行う有名人は、クセのある人や、天然系を希望したが「ロケ行った人は確実に評価をさげます」と予告した。
ノブは制作クルーを「精鋭メンバー。ちょっと通常のテレビからドロップアウトしちゃった人たちですが、かなり鋭利な作品をつくります」と紹介。「我々の悪ふざけにお付き合いください。心配しないで、半年くらいで番組を1回たたみますから」とニヤリとしていた。
番組は8日にスタート。初回の視聴率は5・7%。同日の「情熱大陸」は7・4%だった。(数字は関西地区、ビデオリサーチ日報調べ)