森崎ウィン スピルバーグ監督の直試験、適当日本語で切り抜ける

 男性グループ・PrizmaXのメンバーで俳優の森崎ウィン(27)が11日、都内で行われた巨匠スティーブン・スピルバーグ監督(71)の新作映画「レディ・プレイヤー1」(20日公開)の試写会に登場し、同作への出演を決めたオーディション秘話を明かした。

 VR世界の戦いを描く近未来SFで、森崎は主人公の仲間・ダイトウを演じた。オーディションは2015年に行われ、一次はビデオ試験。その後、二次として米ロサンゼルスに呼ばれたが、その時点では誰が監督でどんな作品かも知らされていなかったという。

 当時を振り返り、森崎は「小さなミーティングルームに行ったら、監督が待ってるんですよ。『ハーイ、ウィーン!』って。そこから記憶、ほぼ飛んでますね」と苦笑い。一次と同じ3、4行のセリフを演技し「監督が小さなハンディカメラを持ってて『アクション!』って撮る」と意外な舞台裏を明かした。

 大物ぶりが鮮明となったのは、スピルバーグ監督のリクエストを“適当日本語”で切り抜けたエピソード。「かけ声みたいな英語のセリフを『日本語でやって』って言われたんですよ。どうしても日本語にできなくて『タマゴ取りにいこう!』って適当なことを言いました。どうせ日本語わかんないしな、すぐにやらないとダメだなと思って」とニヤリ。

大のスピルバーグファンとしてゲスト登場した俳優の坂上忍(50)は「若干の腹黒さがあっていい」と笑っていた。

 スピルバーグ監督の印象について森崎は「偉大な方ですし、神様みたいな方なんですけど、僕と同じ目線で話してくれる。気楽に話せる神様」と説明。「言葉では、これが(説明の)限界ですね」と困り顔だった。

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