とくダネ!が谷岡学長取材時の映像公開 被害届提出も左肩つかむ姿確認できず
フジテレビ系「とくダネ!」は12日、至学館大の谷岡郁子学長が、同番組の取材で左肩にケガをしたとして、愛知県警に被害届けを出した件について、取材の際の映像を流し、谷岡学長と取材ディレクターは接触していないなどの見解を示した。
谷岡学長は8日午前中に、名古屋市内で同番組のスタッフから直撃取材を受けた際、左肩をつかまれ、ケガをしたとして、診断書とともに愛知県警に被害届を提出。それを受け、番組では、取材時の映像を初めて公開した。
番組は、伊調馨選手への栄和人氏のパワハラが認定されたことについて、レスリング協会副会長の谷岡氏へコメントをもらいたいと6日に至学館大へ取材を申し込んだものの、谷岡学長からの回答がなかったことから、8日に名古屋市内で直撃取材を行った。
その映像は56秒。取材ディレクターが取材を申し込むと、谷岡学長は「やめて!」「警察呼んで」「110番」などと拒否。谷岡学長に同行していた女性らがカメラを遮るなどの様子が報じられた。谷岡学長は女性の後ろに隠れたが、その後走ってその場を立ち去った。
VTR後、伊藤利尋アナウンサーが番組の見解として「谷岡学長と番組ディレクターは接触していない」「カメラに2度近づいたが、映像では左肩をつかむ姿は確認できず」「番組ディレクターも否定」と説明。キャスターの小倉智昭も「視聴者の方はどうご覧になったでしょうか」「受け止め方によっても違うと思いますが、事実に基づいて私達はお伝えしました」とだけコメントした。