D・ボウイのギタリスト、M・ロンソンのキャリアを振り返るサントラ発売

 デヴィッド・ボウイのバンド「スパイダース・フロム・マース」のギタリストとして知られるミック・ロンソンのドキュメンタリー映画「Beside Bowie:The Mick Ronson Story」のサントラ盤「ビサイド・ボウイ:ザ・ミック・ロンソン・ストーリー」が6月8日にリリースされることが13日深夜、発表された。ロンソンの全キャリアを振り返る初の公式アルバムでもある。

 ロンソンは英北部ハル出身。1970年代前半、ボウイの名盤「ハンキー・ドリー」「ジギー・スターダスト」「アラジン・セイン」などで演奏し、74年にCream誌でベスト・ギタリストの2位(3位はエリック・クラプトン)に選ばれるなど人気を博した。

 その後もイアン・ハンター(モット・ザ・フープル)とのコンビや、ボブ・ディランの「ローリング・サンダー・レビュー」ツアーのギタリストとしてロック史に大きな足跡を残したが、93年に早世している。

 ボウイはロンソンについて「ロックのデュオとして、僕たちはミック(・ジャガー)とキース(・リチャーズ)、アクセル(・ローズ)とスラッシュくらいだと思ってたよ。ジギー(・スターダスト)とミック(・ロンソン)はロックン・ロールの二元性を体現した存在だったんだ」と称賛を送っている。

 映画は昨年、海外で公開。ボウイがナレーションを担当し、リック・ウェイクマン(イエス)、ジョー・エリオット(デフ・レパード)、ロジャー・テイラー(クイーン)、ハンター、ボウイの元妻アンジーらの証言を通して、音楽業界で一時代を築き、ギターの技術を通して多大な尊敬を集めたロンソンへのトリビュートとなっている。

 サントラにはソロだけでなくボウイ、エルトン・ジョン、ハンター、クイーン、マイケル・チャップマンとの主要なコラボ作品を収録。エリオットによる「ディス・イズ・フォー・ユー」のカバーと、ボウイのピアニスト、マイク・ガーソンからのロンソンへのピアノ・トリビュートという、2曲の未発表曲も収録されている。

 サントラはCD、配信、LP、カラーLP(日本ではUNIVERSAL MUSIC STORE限定)の形態で発売される。 映画に出演、寄与した人々は次の通り。

 マイク・ガーソン、メアリー・フィネガン、ボブ・ハリス、ジョン・ブリュワー、スージー・ロンソン、アンジー・ボウイ、ミック・ロンソン、ケヴィン・キャン、デヴィッド・ストップス、マギー・ロンソン、トニー・ヴィスコンティ、ダナ・ギレスピー、ジョー・エリオット、ローレンス・マイヤーズ、ミック・ロック、リック・ウェイクマン、チェリー・ヴァニラ、トニー・ザネッタ、デヴィッド・ボウイ、イアン・ハンター、ルー・リード、アール・スリック、ルル、グレン・マトロック、マーク・ネヴィン、ロジャー・テイラー。

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