関ジャニ渋谷【脱退&退所会見3】説得も…錦戸「男の人生止める権利ない」
7人組グループ・関ジャニ∞の渋谷すばる(36)が音楽を追求するため海外に留学することを理由にグループを脱退し、2018年12月31日付けでジャニーズ事務所を退所することを15日、発表した。この日、メンバーと共に都内で会見を開いた。同事務所としては史上初めて、メンバーの脱退に伴う会見に他のメンバーも同席し、「一人の男の人生を止める権利はない」(錦戸亮)、「疑問に思ったことは全部ぶつけた」(大倉忠義)など、渋谷を説得しようとした裏側についても赤裸々に語った。以下、一問一答の要旨【その3】。
-メンバーへ。どんな言葉で引き留めたのか。
横山裕「正直、すばるが抜けた関ジャニ∞は想像つかなかったですし、すばるが歌で仕事を一生懸命やっていたことも、歌に命がけだったのも、もちろん知っていたことだったので、僕たち関ジャニ∞と一緒に夢を見ることはできひんのかなと。いろんな思いを伝えましたけど、そんな中途半端な思いですばるはいるような奴ではないので、多分すばるはこいつら面倒くさいなと思うくらい(僕らは説得を)言ったと思うんですけど、よく考えたら僕の知っているすばるは中途半端な思いで生きている奴ではないので。背中を押してあげて、いち男として決断したことだから、下を向いちゃいけないという思いでした」
丸山隆平「(渋谷のことが)好きすぎて何も言えなかったですね。ハハハハ。で、面と向かってなかなか何から話していいか分からないけど、グループっていいですよね。みんなが思っていることを話してくれるから、みんな同じようなことを思っているなと、あらためて実感できた機会ではありましたね。夜中に、面と向かって話せない分、文章を送りましたけど、読み返すのが恥ずかしいぐらい好きさがあふれていたので、何かいたのか思い出したくないです。2人だけで共有したい。そんな感じですね。すんません」
大倉「皆さん(報道陣)が今、質問された通りのことですね。それ(音楽専念)は関ジャニ∞にいてかなえられない夢なのか、とか。疑問に思ったことは全部ぶつけましたね。海外でやる意味というか、それは日本にいて勉強できるんじゃないかとか。あと、自分の人生がということを言っていたけど、一人、自分の人生ということで考えた時に僕たちの人生は変化するわけで、その上での決断なのかという質問をした時に、それは申し訳ないけど、自分の人生というものを優先させてもらった、ということを(渋谷から)聞いて。俺らのことも考えた上での決断と聞いて、言うことはなかったですね」
錦戸「すばる君にとっては『ほんまにこいつらしつこいな』と思うぐらい、必死で、どうにかとめられへんかなと思ったんですけど。冷静に考えた時に、僕はですけど、すばる君自身がどういう状況におったり、こういう恵まれた環境にいることも分かった上で決断するって分かった時には何も言えなかったですね。背中を押すしかないなと思いましたし。その行動をしようと思ったモチベーションがそっちにあるのなら、一人の男の人生を止める権利はないのかなと思いました」
村上信五「話聞いた時の第一声は『なんでや』でしたけどね。そりゃ。(自分の気持ちが)追いついていかないですし、ちょろっと聞いて、『それは嫌や』ですよね。最初は。何でやと嫌やしかなかったです。聞いているうちに、話し合いを進めていくうちに、これは本当にみんなが言ったとおりですけど、こうなることはきっと考えていたでしょうし、スタッフに迷惑かけることも、もちろんファンのことを第一に考えなあかんことも考えた上で、あそこまで腹をくくってんねんなということも目を見ればわかりましたし」
(続けて)「皆さんからいただいた質問は、僕らが何度もぶつけた質問でもありますし、それでも(辞める)というのは。メンバーとしては嫌やけど、そこまで言うのであれば、幼なじみとしては頑張ってこいというしかない思いを(渋谷は)言ってくれましたので。そこしかなかったですね」
-村上さんへ。いち男としての決断ということだが、背中を押そうと決めたエピソードはあるか。
村上「話というより、目ですよね。最後、みんなで話した時も本当に本当にこれが最後で、本当の本当の本当に辞めるという決断やねんねと、これを言うてしまって、すばるがうなずいてしまえばそこで決まってしまうから、言うのが怖い時間でしたけど、みんなの前で、何も発せずうんと首を傾けるのみでした。みんなの目を見て、それは曇りなかったので。目を見れば分かる時間を共有してきたと思いますので、多くを語らずして悟ったところもありますよね」