檀れい 高橋惠子との共演に「うれしくて涙が」…上司と部下役
女優の檀れい(46)と高橋惠子(63)が17日、都内で行われた東京・明治座5月公演「仮縫」(5月6日初日)の舞台衣装コンテスト公開最終審査で審査員を務めた。
今作はきらびやかなファッションの世界で生きる女の対決を、冷徹なまなざしで描いた有吉佐和子作品の舞台版。この日は、劇中のファッションショーでモデル役のキャストが着用する衣装が、16作の候補から2点選出された。デザイナーの卵・清家隆子役で主演する檀は、グランプリの1人、十倉友希乃さん(20)を表彰。「隆子として見ていた。どの作品もすてき。皆さんの考えを洋服で表現されてる」と称賛した。
ちなみに、檀、オートクチュールの女王・松平ユキ役の高橋ともにグランプリの2作には高得点をつけていたといい、高橋は「皆さん思うことは同じだと思った」とうなずいた。
2人は、2008年の「細雪」で姉妹を演じて以来の舞台共演。檀は共演が高橋と聞いたとき、「うれしくて涙が出そうだった」と明かした。高橋は檀について「ふわっと柔らかくなった感じ。いい意味で丸く、やさしさがにじみ出た感じ」と成長を感じ取った様子。今回は師弟から一転、火花を散らす関係になる役柄とあって、檀は「姉妹役では『鶴子姉ちゃ~ん』っていってたけど、今回は上司と部下。ピリッとしないと」とあまり仲良くしないよう心がけているという。