高見沢俊彦、初の小説「音叉」が7月13日発売 「夢が還暦を越えて叶った」

 「THE ALFEE」のリーダー、高見沢俊彦(執筆名・高見澤俊彦)の初の小説「音叉」が7月13日に発売されることが、高見沢の64歳の誕生日にあたる17日、出版元の文藝春秋から発表された。

 高見沢は「少年期から密かに憧れていた小説家。その夢が還暦を越えてやっと叶ったようです」と、喜びのコメントを出した。

 「音叉」はバンドとしてプロデビューをめざす若者の恋と葛藤を描いた青春小説で、学生運動、フォーク、ロック喫茶など、ユースカルチャーが開花した1970年代が舞台。高見沢は「これは自伝でも私小説でもありません。あくまでもその時代を生きた若者の青春群像として描いてみました」と説明し、「同じ時代を生きた方は勿論のこと、その時代をまったく知らない世代の方にも是非読んで欲しい」と呼びかけている。

 「音叉」は「オール読物」の2017年9、11月号と18年2、4月号に掲載され、単行本では書き下ろしのスピンオフ短編を収録。通常版に加え、スペシャルブックレット付き函入り愛蔵版も、数量限定で7月25日に、山野楽器と文藝春秋直接販売部で販売される。予約は今月18日から。

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