ネットのデマ被害による誹謗中傷に長年苦しんだことを告白しているお笑いタレントのスマイリーキクチが１７日、ツイッターを更新し、女優・飯村貴子が誹謗中傷を理由にインスタライブを休止したことに「中傷は犯罪だよ」と、飯村に中傷コメントを送った人達へ訴えた。飯村はいしだ壱成と結婚予定で現在妊娠している。

　スマイリーは、飯村が誹謗中傷でインスタライブを休止するとしたネットニュースを添付すると、「芸能人が中傷で悩んでいると話すと本人のＳＮＳに『芸能人なんだからネットで叩かれる位の覚悟はしろ』とわざわざ文句を書く人をたまに見かけるんだけど」と切り出した。

　そして「この我慢しなくちゃいけないというルールは誰が作ったの？みんな『表現の自由』はある、でも中傷は自由ではなく犯罪だよ」と訴えた。

　フォロワーからは「良識が必要ですね」「相手がわからないからこそ怖い」「自由には責任が伴う」といった意見が書き込まれていた。

　スマイリーは９９年に「女子高生コンクリート詰め殺人事件」の殺人犯の仲間だとネット掲示板に書き込まれたことをきっかけに、ネット上での中傷に悩まされ、９年かけて証拠を集め警察対応にまで持ち込み、デマを流した人物を特定した過去を持つ。ネットの恐怖を身をもって体験していることから、飯村のニュースも放ってはおけなかったようだ。