NHK総局長、朝ドラ再放送は「定着に時間かかる」

 NHKが18日、都内の同局放送センターで定例の放送総局長会見を開いた。4月から平日夕方に朝ドラ「カーネーション」の再放送をしていることについて、木田幸紀放送総局長は「枠としての定着には時間がかかるかなと思います」との見解を示した。時間をかけて反響などを見守る意向だ。

 「カーネーション」は2011年10月スタートの番組だった。今年4月から、午後4時20分から50分の枠で、1日2話という編成で再放送を行っているが、編成上の理由で他の番組が放送されることもある。

 木田放送総局長は「そこに朝ドラの再放送を持ってきたというのは、多分、20年前とかなら考えつかなかったと思います。やっぱり、これだけ録画とかタイムシフトで見ることが定着してきている中で、午後から夕方の過ごし方も変わってきているというニーズがあると思って始めたことです」と、録画視聴の定着や、生活リズムの変化に伴い、編成したと説明した。「もう少し時間をかけて反響等を見ていきたい」と時間をかけて見守る意向でいる。

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