新潟県知事“援交”で辞職 後任選挙は原発再稼働争点
女性問題が取りざたされている新潟県の米山隆一知事(50)は18日午後、県幹部を通じて県議会議長に辞表を提出し、県庁で記者会見した。「多くの方の信頼を裏切り、心よりおわびする」と謝罪。インターネットの出会い系サイトで知り合った女性に金品を渡して交際していたと認めた。
女性問題による知事辞職は異例。後任を選ぶ知事選は、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に慎重な立場だった米山氏の路線を継承するかが争点となる見通しだ。
県は辞職に伴う知事選を6月上旬投開票とする日程を軸に調整している。
この女性問題は19日発売の週刊誌に掲載される予定だ。関係者によると、記事は米山氏が2016年の知事就任前後、出会い系サイトを通じて複数の女性と交際し、金品を渡していたとの内容。
米山氏は記者会見で「相手の方の歓心を買うためプレゼントや金銭のやりとりがあった」と説明。違法性の認識について「売買春と言われる可能性はあると思っていた。公職にある者、公職を目指す者の重みを理解していなかった」と述べた。