長谷川博己が20年大河主役、明智光秀役で「麒麟がくる」 1年くらい天下欲しい

 NHKが19日、都内の同局放送センターで20年に放送する大河ドラマとして明智光秀をテーマにした「麒麟がくる」を放送すると発表した。主演は長谷川博己が務める。

 会見で無数のフラッシュを浴びながら長谷川は「感動してます。まだ実感がわかなかったですけど、写真を撮られて今、すごいことを引き受けたと実感しています」とやや緊張した面持ちで語った。「大河の主演をやるというのは俳優にとっては一つの目標に確実にあると思います。フラッシュをたかれているときにすごいことだなと実感しています。きちんと大河の主演らしくやりとげたい」と力を込めた。

 今年後期の朝ドラ「まんぷく」にも出演するため、短期間に大役が続くことになる。「2020年だったので、連投という形になる。朝ドラの撮影のあとに大河に入る。難しいかなと立ち止まったのですが、(脚本の)池端(俊策)さんとご一緒して楽しかったですし、いい経験ができた。『夏目漱石の妻』(16年放送のNHKドラマ)でご一緒して、また池端さんの作品に出たいと思っていた」と脚本の池端俊策氏の作品となることが出演を後押ししたと明かした。

 立て続けのNHKの看板ドラマ出演になるが、「長旅になりますが、これを乗り越えた後に人がみれないような景色がみれるのではと、しっかりやりたい」と意欲的だった。ただ、「朝ドラやんなきゃいけないので、そちらで頭がいっぱい」と本音ものぞかせた。「明智は三日天下ですが、これをやり遂げた後に1年くらい天下が欲しい」とユーモアも交えた。

 時代劇、大河ドラマでも人気のある戦国時代によく登場する各人物を「従来のイメージを覆す新しいキャラクター像」として、描いていくという意欲作。明智光秀について、発表資料は「私怨により本能寺で信長を討った謀反人のイメージを覆す、勇猛果敢かつ理知的な天才・明智光秀。史料がほとんど残っていない20代の青春時代から描写していきます」としている。

 【近年の大河ドラマ(今後放送含む)と主演(役名)】

2019年第58作「いだてん~東京オリムピック噺~」中村勘九郎(金栗四三)、阿部サダヲ(田畑政治)

2018年第57作「西郷どん」鈴木亮平(西郷隆盛)

2017年第56作「おんな城主 直虎」柴咲コウ(井伊直虎)

2016年第55作「真田丸」堺雅人(真田信繁)

2015年第54作「花燃ゆ」井上真央(杉文)

2014年第53作「軍師官兵衛」岡田准一(黒田官兵衛)

2013年第52作「八重の桜」綾瀬はるか(新島八重)

2012年第51作「平清盛」松山ケンイチ(平清盛)

2011年第50作「江~姫たちの戦国~」上野樹里(江)

2010年第49作「龍馬伝」福山雅治(坂本龍馬)

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