大河・明智光秀 黒衣宰相「南光坊天海説」熱望の声 主演長谷川も言及「夢がある」
NHKは19日、都内で2020年放送の大河ドラマの発表会見を行った。作品は戦国武将、明智光秀を主人公にした「麒麟がくる」で、主演を長谷川博己が務めることを発表した。
私怨によって本能寺で信長を討った謀反人のイメージを覆す光秀像が描かれる本作。光秀に関しては、山崎合戦(1582年)で羽柴秀吉に敗れた後に自刃したとされるが、一方で、後に徳川家康に手厚く迎えられた高僧、南光坊天海が実は光秀で、徳川幕府初期の参謀となったとの異説がある。
池端俊策氏の脚本など、ドラマの詳細はこれからだが、会見で長谷川は、作品の光秀像を語る中で「僕の中ではなんとなく、光秀は死なずに、生きていたんじゃないかと。天海になったという話も、夢があっていいと思います」と語った。
大河ドラマが初めて明智光秀を主人公に描かれるとあって、この日の発表後、ネット上でも歴史ファンから「天海説の大河ドラマを見たい」「黒衣の宰相を」「俗説でも好きだから見てみたい」「後半は天海僧正を希望」との要望が相次いでいる。