渋谷すばる退所を関ジャム共演者が分析 説得力に松っちゃん「レギュラー決定です」
人気グループの関ジャニ∞から渋谷すばるが脱退し、ジャニーズ事務所を12月31日を持って退所することについて、テレビ番組で共演しているピアニストの清塚信也氏が22日、フジテレビ系「ワイドナショー」で、音楽家目線で見て「決断せざるをえない」局面だったと分析した。
渋谷ら関ジャニ∞とはテレビ朝日系の音楽番組「関ジャム完全燃SHOW」で共演し、セッションコーナーで一緒に演奏をすることもある。そうした音楽を通じた関係性の中で、「僕はそんなにびっくりしなかったというか。言いだしかねないかな、今考えてみると、というふうに思ってたふしもあって」と普段の渋谷の様子から感じ取る部分があったと振り返った。
関ジャニ∞ではリードボーカル、メーンボーカルを務める渋谷。脱退と退所の理由も「音楽を学ぶため」で、ジャニーズ事務所のタレントの中でも音楽への熱の入れ方は随一と言える。清塚氏は「渋谷さんてすごく音楽的にも芯がある方で、自分のやりたいことが明確にある方だなという印象があったし。アイドルのよろいというか、衣替えをしたいという思いがあるのがすごく分かって」と渋谷が抱えていた葛藤を表現した。
具体的な例として、「愛してる」という歌詞を歌う事を想定し、関ジャニ∞のままでいると、「アイドルとしての愛してるになるんです」と想定した。これは渋谷がどう表現するかによらず、聞き手側に“関ジャニ∞の渋谷”が歌うことでそういう意識が生まれると指摘し、「どこまでいっても国民的なアイドルである関ジャニ∞さんの『愛している』なんですよ」と語った。
最後に、清塚氏は「アイドルだからできることとできないことがあって、できないことが今の自分がやりたいことになってしまったら、音楽家として決断せざるをえないかな」と人生の分岐点だったのではないかとまとめた。番組メーンコメンテーターの松本人志を「今のコメントでレギュラー決定ですよね」とギャグ交じりながらもうならせる説得力のある意見だった。
清塚氏は、その後のテーマでも独特な持論を展開。男子トイレについて、「小便器が男子だから見えていいでしょみたいなのが、すごい差別みたいで僕はいやなんですよ」など、熱く語っていた。番組のエンディングでも松本から「清塚さんがレギュラー決定と言いましたけど、トイレのくだりでちょっと怖くなってきて、やっぱり、たまーにでいいかなーって」とネタにされていた。