樹木希林 気絶し転倒 頭部を強打していた「お辞儀がしづらい」
女優の樹木希林(75)が自宅で意識を失い転倒、頭部を強打していたことが22日、明らかになった。
樹木はこの日、映画「モリのいる場所」(5月19日公開)の完成披露舞台あいさつに出席。終了後、右頸部(けいぶ)を押さえながら「力がふっと抜けて、おでこをゴチンと打った。首の筋も違えて、お辞儀がしづらい」と語っていた。
関係者がデイリースポーツに明かしたところによると、樹木は17日夕方、自宅でいすに座っていた際に気絶。前方に倒れ、左前額部を強打した。しばらく後に意識を取り戻した際、頭と首に痛みを感じたものの、病院には行かなかったという。頭を打った際、額にピンポン球くらいの大きさのコブができ、転倒から5日たったこの日も額が赤く腫れていた。
13年に「全身がん」であることを告白した樹木。14年にがん治療を終えたことを公表しているが、最近、体調が優れないといい、「こういうところに連れてこないでっていう感じ」とジョーク交じりにボヤいた。今後も「ずっと映画の撮影が詰まっている。(毎年5月にフランスで開催される)カンヌ国際映画祭にも行かなきゃいけない」と多忙な日々が続くことを明かした。独特な存在感で日本映画を支える大女優とあって、体調が心配される。