テレ朝女性記者 セクハラ防止で1年間夜の会食控えていた
テレビ朝日が24日、都内の同局で定例の社長会見を開いた。財務省の福田淳一事務次官から同局の女性記者がセクハラを受けたと公表したことについての質問が集中した。角南源五社長は女性記者が約1年間、セクハラを回避するため、福田氏との夜の会食を控えていたが、NHKが報じた別のニュースの裏付け取材をするために女性記者が行ったと説明した。
担当デスクは「福田氏」と限定しない形で女性記者に裏付け取材を指示。同じタイミングで福田氏から電話がかかってきたため、女性記者は福田氏と会食することをデスクに伝えた上で取材に赴いたという。
角南源五社長は「今月4日、NHKが夜7時のニュースで森友問題での財務省口裏合わせについての独自のニュースを報じ、女性社員はデスクからの指示もあり、裏付け取材をすることになりました。その時に福田次官から電話があったため、裏付け取材をしようと考え、9時ごろから10時ごろまで。1年ぶりに夜の食事を伴う1対1の取材に臨みました」と経緯を説明した。
その際も「セクハラ発言が多数あった」ため、途中から「身を守るため」に録音を開始したと説明した。