衣笠氏急死 鯉党の角川博「これほど広島県民に愛された広島以外の出身の方は…」

 元プロ野球広島で、“鉄人”の異名を持つ衣笠祥雄氏が23日に上行結腸がんで亡くなったことが24日、分かった。71歳だった。京都出身。

 熱烈な鯉党で知られる演歌歌手・角川博(64)は関係者を通じ、追悼コメントを寄せた。19日まで野球解説を続けていた衣笠氏。角川は最近の解説での声の変調を感じ、体調を心配していたという。「優しい鉄人」との思い出とともに追悼のメッセージをつづった。【以下、コメント全文】

 突然の訃報に言葉になりません。

 つい最近も試合の解説で出ておいででしたが、その時のお声がいつもと違うような気がして少しご体調が気になっていた矢先の訃報で、驚いております。

 私のデビュー当時から、お会いしたときにはいつも優しく声をかけて下さる優しい方でした。約30年前に地元で私の両親と食事をしていた際、偶然お会いしたことがあったのですが、その時も気さくに声をかけて下さり両親も大変大きな親孝行をさせて頂きました。野球人として日本の宝だったことは言うまでもありませんが、広島以外のご出身の方でこれほど広島県民に愛された方はいないのではないでしょうか。

 そんな“優しい鉄人”とお会いした日々が昨日のことのように思い出されます。

 衣笠さんが現役時代、球場へ応援に行った際バットにサインを頂きそれを家宝にしておりますが、今そのバットを見るとあの優しいお声が聞こえてくるような気が致します。ご冥福をお祈りいたします。

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