三遊亭好の助 幻の“林家九蔵”グッズ作成で損失「どうもすみません」

 落語家・三遊亭好楽(71)の弟子、三遊亭好の助(35)の真打ち昇進会見が24日、都内で行われた。当初は昇進にあわせて、好楽の前名である「林家九蔵」の襲名を予定していたが、トラブルが起こり、好の助のままで昇進することになった。

 九蔵時代の17年間で師匠から23回破門されたという好楽は「大した名前じゃない。(注文をつけた)根岸のおかみさん(故林家三平夫人の海老名香葉子さん)を『騒ぐことないじゃないですか』と3時間口説いたけど、『三遊亭に林家があるのはおかしい』と言われた。もめごとがある名前は良くない」と経緯を説明。「本人は好の助が大好きだったのに、九蔵を継げといった私の勇み足」とした。

 好の助は「師匠が九蔵の名前を好きと知っていたので、(襲名がなくなって)この野郎と思ってた」と本音を明かしつつ、「これで九蔵を誰も継がないのは寂しい。近い将来、師匠にまた九蔵を名乗っていただきたい」と笑わせた。

 この日は約30人の報道陣が集結。好楽は「(騒動で)好の助の名前をワイドショーで取り上げてくれたのでありがとうございます」とニヤリと笑った。会見後、好楽と好の助は、2月にはできあがっていた後ろ幕やのぼり、傘など幻になった“九蔵グッズ”の前で残念そうな表情。扇子、手ぬぐい、風呂敷なども作成しており、かなりの“損失”があったとみられ、好の助は関係者に「どうもすいません」と頭を下げていた。

 この日は好の助の父でマジシャンコンビ・ナポレオンズのボナ植木(66)も会見に参加した。

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