TBS戸崎アナウンサー 衣笠氏を追悼「意志の強さを垣間見た」19日に最後の実況
TBSの戸崎貴広アナウンサーが24日、元広島・衣笠祥雄氏が上行結腸がんのため23日に死去したことを受け、追悼コメントを発表した。
衣笠氏の最後の解説となった19日のDeNA-巨人で、一緒に実況した。1月の新年会でも席が隣となったそうで「『今シーズンの野球が本当に楽しみだ』と明るく、元気に話されていました。ここ数年、体調を崩されているとうかがっていて心配してましたが、去年と比べると今年は顔色もよく『元気になられてよかった』と思っていた矢先なので、驚いています」と記した。
19日については「試合開始の1時間前にお会いしました。『今日もよろしくね~!!』と、いつものやさしい声で握手していただきました」と回想。当日はネット上でも話題になるほど声がかすれていたが「打ち合わせの段階から声が出にくそうだったので、心配の中で始まりましたが、開始と同時に声がワントーン高くなって、仕事に対する衣笠さんの意志の強さを垣間見ました」と振り返った。
そのプロ魂に敬意を示し、「鉄人という言葉に強いこだわりをお持ちの方だったので、最後までご自分の美学を貫かれたという思いです。謹んでご冥福をお祈りします」と結んだ。