上行結腸がんのため７１歳で亡くなった元広島の衣笠祥雄さんは、野球解説以外にも、ラジオで音楽番組にも出演していた。２５日に放送されたＴＢＳ系「ビビット」では、ラジオ番組で衣笠氏と共演したフリーアナウンサーの宮崎瑠依が音楽好きな衣笠氏との思い出を語った。

　衣笠氏はＴＢＳラジオで「鉄人ミュージック」（不定期）という番組のパーソナリティを担当。宮崎がアシスタントとして支えていた。

　宮崎は「衣笠さんの大好きな音楽と野球の話をしているときは、本当にお元気そのものなので、がんの治療をされていたっていうのは、今思えば…という感じです」と涙ながらに振り返った。

　番組では衣笠氏自ら選曲し、好きな曲を放送に乗せた。「レディー・ガガとか、衣笠さんが好きな曲を選んでかけるのですが、なんで衣笠さんがこの曲ご存知なんですか？と聞くと『いや、娘が教えてくれたんだよね』とか。それこそ衣笠さんが聴きたい曲をお嬢さんがｉＰｏｄにたくさん落として聞いているという話をされていた」と、音楽好きな一面をのぞかせていたと振り返っていた。