林文科相が通うヨガ店、「風俗店でありません」 経営者の元グラビアタレントが強調
林芳正文部科学相は25日、国会内で記者団に対し、平日の昼間に公用車を使って東京都内のヨガ店を利用したことを認めた上で「公私のけじめはしっかりつけるべきだったと反省している」と謝罪した。野党から批判が上がっており、森友学園を巡る財務省の文書改ざんや前事務次官のセクハラ疑惑など、不祥事が続く安倍政権への風当たりが強まりそうだ。
また、ヨガ店の経営者はブログで「うちはキャバクラでもなく、いかがわしい風俗店では一切ありません」と店が健全であることを強調した。
林文部科学相は、平日の昼間に公用車を使って東京都内のヨガ店を利用したことを認めた上で「公私のけじめはしっかりつけるべきだった。国会が緊迫する中で混乱を招き、おわびする」と国会内で記者団に述べた。
林氏の説明によると、16日午後に文科省内で会議を終えた後、議員会館に行く前にヨガ店へ立ち寄った。公用車の使用に関しては「公務と公務の間に使用しており、ルールにのっとったものだが、今後は誤解を招かないよう気を付ける。判断が甘かったと言われれば、その通りだ」と語った。
週刊文春は24日のインターネット版で、ヨガ店は個室で女性インストラクターから指導やマッサージが受けられることなどから「キャバクラヨガ」と報じた。林氏は「そういう店ではない。通常のヨガスタジオと認識している」と反論。今後の訪問については「これだけお騒がせしているので、しばらく考えたい」と語った。
林氏によると、店には5~6年前から月に数日、体調管理のために通い、過去にも公用車を利用したことがあるという。
民進党の平野博文国対委員長は25日の記者会見で「プライベートな場所へ公用車で行くのは、いかがなものか。安倍政権は緩みっ放しだ」と強調した。