ジャニーズの人気５人組・ＴＯＫＩＯの山口達也（４６）が、都内の自宅マンションで女子高生に無理やりキスをするなどして、強制わいせつ容疑で先週、書類送検されたことが２５日、明らかになった。

　山口の所属事務所は事実関係を認め謝罪、すでに和解が成立したことを明かした。会見は「未定」としたが、一両日中にも行われる可能性が高い。今後の活動が休止となる可能性もある。また放送局やＣＭのスポンサーは関係者が対応に追われた。　　

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　強制わいせつ容疑で書類送検された山口が、１０代女性らとトークを繰り広げるＮＨＫ　Ｅテレ「Ｒの法則」のＭＣを続けるのは難しいだろう。

　番組で１０代の若者を預かる立場にある２児の父が、女子高生を部屋に入れ、自分は酒を飲み、キスをするなど不祥事を起こした。自覚が足りないと言われても仕方がなく、イメージの低下も否めない。この先も教育テレビの出演を続けることへの賛同が果たして得られるのだろうか。

　グループ活動にも影響が出る可能性もある。ＮＨＫが放送する「Ｒの法則」降板となれば、ジャニーズ最多の２４回出場中の紅白歌合戦への出場に黄信号がともっても不思議ではない。１６年に就任した「東京２０２０オリンピック・パラリンピックフラッグツアー　スペシャルアンバサダー」への影響も懸念される。メンバーにも影響があり、今後、グループの在り方も問われるのではないだろうか。

　現在、ジャニーズの活動中のグループではＴＯＫＩＯが“長兄”にあたる。信頼も厚い兄貴肌の山口が起こした不祥事は、後輩にも示しがつかない。

　取材現場では明るく爽やかな笑顔を振りまき、対応も丁寧な“優しいお兄さん”という印象が強かった。お酒にも強く、酒席を共にした際も上品な飲み方で泥酔するタイプではなかったと記憶している。

　現状では事務所からのコメントしか届いていない。１１年の無免許運転、１６年の離婚でも会見を開いてきた。今回も今後どうするかなどを、本人の口から語ってもらいたい。（ジャニーズ事務所担当・上野明彦）