ジャニーズの人気５人組・ＴＯＫＩＯの山口達也（４６）が、都内の自宅マンションで女子高生に無理やりキスをするなどして、強制わいせつ容疑で先週、書類送検されたことが２５日、明らかになった。

　山口の所属事務所は事実関係を認め謝罪、すでに和解が成立したことを明かした。会見は「未定」としたが、一両日中にも行われる可能性が高い。今後の活動が休止となる可能性もある。また放送局やＣＭのスポンサーは関係者が対応に追われた。

　多くのレギュラー番組とＣＭを抱える山口達也（４６）の書類送検とあって、２５日夜、テレビ局やスポンサーも大混乱に陥った。１０代と共演しているＮＨＫ　Ｅテレ「Ｒの法則」は即座に同日の放送中止を発表。他の民放やラジオは、放送の可否や代替番組の手当ての協議が難航、深夜まで混乱した。また、スポンサーは一様に困惑。ＣＭはイメージが重要視されるため、別のＣＭに差し替えるなどの対応をとった。

　山口はＴＯＫＩＯとして４社とＣＭの契約を結んでいたが、未成年が絡んだスキャンダルに、スポンサー各社は大わらわとなった。

　ヤマト運輸はデイリースポーツの取材に、「今日から当面、入れさせていただいていた物は別の素材に差し替えます」とＣＭ放映を中止したことを説明。「驚きました。報じられている以上のことは分かりませんので…」と戸惑いを隠せなかった。

　「ソリオ」のイメージキャラクターを務めていたスズキ自動車でも、ＣＭを中止に。「今後については詳細が分かってから検討します」とコメントした。フマキラーは「状況がまだ把握できてないので、お答えすることができません。明日以降、検討します」と対応が追いついていない様子だった。

　また、日本テレビ系「ザ！鉄腕！ＤＡＳＨ！！」の企画として、福島県浪江町で農作業を学んでいたことが縁となり、「福島県産農林水産物ＰＲ事業」のＣＭにも出演していたが、放映は今年１月２０日でいったん終了。２０１８年度の契約について、継続を基本線に近日中に交渉が行われることになっていたが、関係者は「現時点では白紙となりました」と明かし、事態の深刻さをうかがわせた。