「“今は”飲まない」という前置きは、山口達也の弱さ

 TOKIOの山口達也(46)が26日、都内で緊急会見を開き、自宅マンションで女子高生に無理やりキスなどをしたとして強制わいせつ容疑で警視庁に書類送検された件を涙ながらに謝罪した。酒の影響で肝臓の数値が悪く1月から約1カ月入院していたものの、退院当日の2月12日に「焼酎瓶一本」も飲み、酩酊(めいてい)して行為に及んだ。

 お酒を断ち切れない「自分の甘さ」を口にした山口の“弱さ”が、浮き彫りになった。

 会見では今後のお酒との向き合い方について、「“今は”絶対飲まないと決めて、今後どうやっていくか」「“今は”飲まないと決めている」と決意した。

 「今は」という前置きは言い訳にしか聞こえない。“現時点で飲む気はないが、ゆくゆくは飲んでしまうかもしれない”と暗に語っており、飲酒の可能性を捨てきれていないとの印象を受けた。山口が語った「自分の甘さ」はまさに、この「今は」という一語に凝縮されているように思われた。

 退院直後の飲酒が招いた今回の一件。謹慎中に真に反省をしなければ、TOKIO再合流の道は遠い。(ジャニーズ事務所担当・上野明彦)

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