酒を飲んだ上で女子高生にキスをするなどした強制わいせつ容疑で書類送検されたＴＯＫＩＯ・山口達也（４６）が２６日に開いた会見で、「今は、絶対に飲まないと決めている」と発言したことが波紋を広げている。一夜明けた２７日、情報番組では女子アナを中心に疑問視する声が上がった。

　安藤優子キャスターは２７日、ＭＣを務める「直撃ＬＩＶＥ　グッディ！」で、「お酒が（わいせつ行為の）背景にあった、ってこともすごくイヤなんです。お酒を飲んだからこういうことが起きた、っていうのと、強制わいせつ、っていう事の重大さを考えてほしい。お酒があったからこうなっちゃった、と言ったら、全部お酒のせいになっちゃう。強制わいせつに及んだってことは、（山口メンバーが会見で言ったような）『甘さ』だけじゃないんですよ。『“今は”飲みません』っていう、お酒に対する意識にも、強烈な違和感を感じたんです」と訴えた。

　もう１人のＭＣ、俳優の高橋克実も「『絶対に飲まない』『もう酒は一生手を出しません』ぐらいのことじゃないですか。本当だったら。『今は』とつく所がひっかかる。どれぐらい後悔、反省してるのか、と」と語った。

　同番組に出演する三田友梨佳アナウンサーも２人の意見にうなずき、「家に女子高生が来てからのことは、断片的にしか覚えていないけれども、電話した時のことを覚えてる、っていうと、お酒とはまた切り離して考えなきゃいけないのかな、と。未成年を夜、家に呼ぶということがどういうことなのか、理解できていなかった、ということはお酒とは別なのかな、と思います」と発言した。

　フジテレビで２７日に放送された「とくダネ！」では、山崎夕貴アナが「お酒を飲んでしまったから判断力が鈍ってしまったのか。それともお酒を飲まなくても夜中に女子高生を呼ぶ価値観があったのか」と問題視。山口が弁明する姿に「いずれにしても、今言っても遅い」とバッサリ切り捨てていた。

　小倉智昭は「お酒を飲んでしでかすということは、もともとそういう考えが心の奥底に潜んでいるケースが多いと思う」と語った。