城島 事前連絡なかった山口に怒り「裏切り」「筋通してない」

 TOKIOのリーダー・城島茂が28日、キャスターを務めるテレビ朝日系「週刊ニュースリーダー」(土曜、前6・00)に生出演。メンバーの山口達也が未成年への強制わいせつの疑いで書類送検された件を謝罪。「恥ずかしながら、この件を知ったのが、3日前。メディアを通じてご存じの皆様のほうが、先に知ったのではないかという、メンバー自身、私自身、山口本人から聞いていなかった。グループのリーダーとして恥ずかしい限りです」とはき出した。

 番組冒頭、スーツ姿でモニターの前に立った城島は「今回、TOKIOの山口達也が強制わいせつ罪で書類送検され、大変ご迷惑をおかけしました」と切り出した。被害者への謝罪を述べた後、「恥ずかしながら、この件を知ったのが、TOKIOのレギュラー番組がありまして、収録が終わった直後の、3日前。メディアを通じてご存じの皆様のほうが、先に知ったのではないかという、メンバー自身、私自身、山口本人から聞いていなかった。グループのリーダーとして恥ずかしい限りです」と、語った。

 報道で知るまで何も相談なかったことを再度説明し、「『ほかの4人にこうなりました、申し訳ございません』と言うのが筋。そう思う。それも何も言わず、謝罪会見でその気持ちを吐露する。言ってしまうというところに彼の、(グループ結成から)30年やってきたのかと本当に、裏切りですよね。30年連れ添ってきて、僕は筋を通す男だと思っていたが、彼が一番、筋を通していない」と、謝罪がなかったことに怒りが収まらなかった。

 事態を知ったのは報道があった25日。番組収録後、楽屋で着替えていた時に「変な空気」が流れたそうで「『どうした』ってなったときにマネジャーが『実は…』と」と、説明を受けたという。

 その後、メンバー全員で話し合った機会もなく「全員、こういう状況、5人では話し合っていない。その後も話あっていない」と語った。

 城島は国分太一、山口の3人で顔を合わせた時間が「ほんのちょっと」あったという。その時の様子を振り返り「涙が枯れ果てたような状況で、憔悴していた。国分くんに謝罪のようなものをしていたが、僕は一歩ひいて、あきれてました。ごめん、って言ってきましたけどね」と、突き放した。

 そして、再び山口が会見でグループ復帰への意向を示したことを持ち出し、「(被害者へ)謝罪の念があれば、『戻ってきたい』なんて、言えないと思うんですよね。自分のおかしたことはどうするのか、考えていただかないと声をかける以前の問題」と語った。

 また山口が「またTOKIOとしてやっていけたら」と語ったことに、城島は「ありえない。ありえないですよ」と拒絶。「『彼らがどう思っているか』と言っていたが、テレビを通じて、言うことではない」と、厳しい表情を浮かべた。

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