フジ田中大貴アナ 同級生・松坂大輔に負けない!オスカー初男性アナに気合

 フジテレビを30日に退社する田中大貴アナウンサー(38)が5月1日から芸能事務所「オスカープロモーション」に所属することになり、このほど、都内で本紙などの取材に応じた。オスカー初の男性アナとしてスポーツを中心に多媒体での活躍を誓う。プロ野球・中日の松坂大輔投手(37)を中心とした“松坂世代”の奮起がフリー転身を後押ししたといい、今後は大ファンの地元・オリックスの実況を夢見ながら、人生の第2章を歩む。

 事務所所属日の5月1日に映像配信サービス・DAZNで放送される「広島-巨人戦」実況が初仕事に決まった。田中アナは「人生のチャプター2が始まる。38歳になりますが、もう1回、新入社員の心境を味わえるのは幸せ。初球から自分の形でスイングできるようにしたい」と笑顔で宣言した。

 オスカー入りは、情報番組「とくダネ!」で共演した同事務所の女優・菊川怜(40)のスタッフらとの縁だった。数社からオファーがあったが、「一番初めに声をかけていただいた」。女優・米倉涼子(42)らが所属する“美の総合商社”所属に、周囲からは「ランウェイを歩き、俳優になりたいのか」と突っこまれたという。

 「スポーツを伝えるスペシャリスト」を理念に掲げ、モデルや芝居の仕事も「(元フジの)加藤綾子後輩もやっている。何でもやらせてもらえれば」とどん欲。自分の活動が同世代の明日への活力になるなら、と挑戦にも前向きだ。

 2年前から考えていた退社を後押ししたのは、松坂世代の奮闘だった。「同級生の方たちが苦しみながらもトライし続けているのが大きかった」と刺激になったという。

 兵庫県立小野高校で甲子園を目指した“松坂世代”。慶大では02年春に東京六大学本塁打王に輝く。プロを断念し、フジテレビに入社。「野球中継も現場も行きたくない。彼らを見ると負けた感じになる」と最初はかたくなだったが、次第に変化。同世代の引退や再起を狙う選手が増え、「まだ続けてくれよ」と思うように。「松坂くんや松坂世代は、僕らの現在地を推し量る素晴らしい物差し。彼らが頑張っていてくれてるから僕も頑張りますし、僕も頑張らなければ彼らも厳しい目で見る。フィールドは違えど、切磋琢磨(せっさたくま)している。負けないようにしたい」。今季から中日で奮闘する松坂同様、自身も新天地での活躍を誓う。

 今後は、「今までやってきたことの守備範囲を広く」とテレビだけでなく多くの媒体でスポーツと関わっていく。フジ在籍15年で蓄えた情報は多く、「100のうちどれだけ出てるかなと思うと3~4%ぐらい。あと96~97%を出していける仕事をしたい」。

 フジ時代はヤクルト中継が中心。オリックスファンであることを高らかには言えなかった。「オリックス戦の中継をしたくて仕方がなかった」。オリックス戦実況や東京五輪の仕事など、多くの夢を抱えながら、人生のチャプター2を進む。

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