フジ三田アナ、相撲の女人禁制問題「ちょっと争点がずれているような気がして…」
フジテレビの三田友梨佳アナウンサーが30日、同局系「直撃ライブグッディ」で大相撲の土俵“女人禁制”問題について、「この議論に振り回されてちょっと争点がずれているような気がする」と首をひねった。
事の発端は、4日の春巡業。京都府舞鶴市の市長が倒れた際、若手の行司が救命措置をしていた女性に土俵から降りるよう場内放送をしたことだった。
日本相撲協会は28日に臨時理事会を開催し、女人禁制問題について議論。結論は出さず、今後も議論していく方針を確認した。
番組ではこの話題を特集。議論が続く中で三田アナウンサーは「指導不足というか、全体としての意識の低さがでてしまったのかなと思う」と切り出し、「このアナウンスがあった直後に周りの親方衆がいるのだから、だれかが訂正することだってできたし、行司さんに誰かがアドバイスもできただろうし」と指摘した。
「ちびっこ相撲」に女子の参加が認められなかったケースなども問題となっているが、三田アナは附に落ちない様子。「この議論に振り回されてちょっと争点がずれているような気がして、人の命が関わる状況で適切な対応ができなかったのは行司さんの責任ではないですし、当時の監督責任である一番トップの巡業部長が何かしらの対応をすべきだったと思います。指導不足と言うと違う」と、相撲協会の対応を問題視した。
一方で、「ちびっこ相撲」の問題に関しては「相撲が大好きな女の子たちの悲しい顔なんて、見たくないですよね」とも付け加えた。