ジャニー社長異例の謝罪 山口達也の起訴猶予処分受け…事件関連では「初」コメント

 女子高生に無理やりキスするなどとして、強制わいせつ容疑で書類送検されたTOKIOの山口達也(46)について、東京地検は1日、起訴猶予処分とした。ジャニーズ事務所は処分を受けて、ジャニー喜多川社長(86)がFAXで謝罪した。事件性のある事案で社長が文書でコメントするのは極めて異例。4月30日にグループ会談を行ったメンバー4人が2日に会見を開くことも決まり、被害女性への謝罪や今後のグループ活動に触れる。

 通常1~2カ月かかるといわれる処分は4月20日の書類送検からわずか11日で起訴猶予と下された。

 山口が大筋で容疑を認め、女子高生が被害届を取り下げたことなどから不起訴処分になったとみられる。事件が明るみになった25日にジャニーズ事務所はFAXを送付し、被害女性と示談が成立したことを説明していた。

 処分を受けて、社長が署名入り文書を送付した。被害女性やその家族、ファンらに「改めて深くお詫びの念をお伝えさせていただきます」と謝罪。不起訴処分に「山口が起こしました事件の事実並びにことの重大さには変わりございません。真摯に受け止め、全員がそれぞれの立場で信頼回復に全力を尽くす覚悟です」とつづり、日々の生活や仕事の姿勢を正し、反省の意を示していくこととした。

 異例のFAXコメントだった。過去にジャニーズは01年に元SMAP・稲垣吾郎(44)が傷害と公務執行妨害、05年7月に内博貴(31)の飲酒、07年10月に赤坂晃(44)の覚せい剤取締法違反、09年4月に元SMAPの草なぎ剛(43)の公然わいせつがあったが文書はなし。関係者も事件関連では「初」という。

 デビューから23年が経つTOKIOに社長は「彼らが、まず何をすべきか、これからどうしていくか、彼らが考えて決めていくことを受け止めます」と会見でメンバーが出す結論を支持。「私自身は全ての所属タレントの『親』としての責任を負いながら今後も彼らが“人”として成長できますよう、支援し続けて参る所存でございます」と甘さを露呈した山口を含め、今後も見守ることを誓った。

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