TOKIO松岡 TOKIOなくしたほうがいい…山口の復帰願望批判「甘えの根源」

会見に臨むTOKIOの(左から)長瀬智也、国分太一、城島茂、松岡昌宏=都内
会見場には4つの椅子が並べられ、会見が始まるを待つ(撮影・出月俊成)
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 TOKIOの城島茂(47)、国分太一(43)、松岡昌宏(41)、長瀬智也(39)が2日、東京都内で会見し、メンバーの山口達也(46)が女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検されたことにリーダーの城島が「今回、山口達也が犯した事件について、被害者の方、ご家族の皆様に心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。山口は1日に起訴猶予となったものの事実が消えるわけではなく、4人は終始、険しい表情を浮かべていた。

 松岡が最初に現れた。次に城島、国分、長瀬が現れ、それぞれが深く頭を下げた。

 城島は「一刻も早くTOKIOとしての気持ちを表したいとの思いがあったんですが。全員で集まれたのが30日です」とし、その時、山口から出た言葉は「TOKIO辞めます」だったと明かした。城島は「本人は憔悴しきっていた。どうすべきか。山口の処遇含めてどうすべきか話し合った。山口は憔悴しきっていた。23年付き合ってきた。やめてくれといえない私達がいました」と話した。

 城島に続いてマイクを握ったのは松岡。各メンバーによる発言の冒頭で、「あの…。今回のうちの山口の事件で、本当に被害を受けた方、そのご家族の方、そして今までTOKIOを支えてくださった方、いろいろな関係者の方々、ずっとTOKIOを応援してくださったファンの方々。本当に今、申し訳なく、情けない気持ちでいっぱいです」と謝罪した松岡は、山口の会見を見て、「自分にまだ席があるのならそこに帰りたいという発言を、自分で目にした時に、山口の、彼の甘ったれた意見はどこから生まれるものなんだろうと正直、思いました」と振り返った。

 「あの時の彼は自分が崖っぷちではなく、自分が崖の下に落ちていることに気づいていなかったと思います」と指摘し、「そういったいろんなことから生まれてくる甘えが、その根源はいったいなんだろうって」と疑念を持った松岡は「TOKIOに戻りたい、俺にはTOKIOがある。TOKIOに帰れる場所がある。もしそういう彼の気持ち、甘えの根源がTOKIOだったとしたら、自分の意見ですけど、そんなTOKIOは1日も早くなくした方がいいと思います」という考えに至ったと告白した。

 しかし、一方で「本当に申し訳なく情けないんですが、ありがたいことに、番組継続、いろんなお仕事継続といういろんなお声をいただいた時に、今僕ら4人ができることって何だろうと。それをしっかり果たすことがプロなんではないかと。その狭間で戦っています。辞めるのは簡単だと思います。与えられたことをきちっとやることがプロだと思っています」とTOKIOとしての仕事をこなすべきとする気持ちとの葛藤をうかがわせた。 山口は4月25日に書類送検されたことが明らかになり、26日に1人で会見を開いた。所属するジャニーズ事務所から無期限謹慎処分を受けた上で、「本当に申し訳ない」と被害女性への謝罪を口にした。一方、「もし待ってくれている場所が、私の席がそこにあるのであれば、TOKIOとしてやっていけたら」と将来的にはグループに復帰することを希望した。 

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