山口達也と酒 松岡「アルコール依存症と思ってた」 城島「ロケ進まないことも」
TOKIOの城島茂(47)、国分太一(43)、松岡昌宏(41)、長瀬智也(39)が2日、都内のホテルで会見し、強制わいせつ罪で書類送検され、起訴猶予処分となった山口達也(46)の事件について謝罪した。4月30日、事件後初めて5人で話し合った際、山口は土下座で謝罪し、「TOKIO辞めます」とリーダーの城島に辞表を託したという。脱退の結論はまだ出ていないことも説明した。
肝臓の数値が高く、事務所の指導で1カ月入院し、退院当日の2月12日に自宅マンションで焼酎1本を空け、「泥酔」し、わいせつ行為に及んだとされる山口。現在も「根本的改善」(ジャニーズ事務所)のため、再入院中とのことだが、山口と酒の問題についてもこの日の会見で質問が及んだ。
城島は「現場で酒のにおいがするな、とか、ちょっと二日酔いで調子が悪そうだな、ということは、確かにありました。円滑にロケ(撮影)が進まないという部分もございました」と以前から、酒の問題があったことを明かした。
いい大人だから、とあえて注意をしなかったり、「そういうの、どうなんだ」と注意したこともあった。そんな時、山口は「きょうはごめんな。申し訳ない」と仕事後に謝ってきたという。城島は「もっともっと強く、メンバーそれぞれ言い合って、ぶつかりあって注意しあえばよかったな、と悔やむ部分もあります」とリーダーとして悔しさをにじませた。
松岡は、山口が酒の問題について「何度も何度も同じ事をしてしまう、昔から。いっぱい迷惑をかけてきたこともある。それでもやってしまう」と話すなど、自覚していたことを明かした。
松岡は「正直、僕らは山口がアルコール依存症じゃないかと思ってました」と告白。色々な病院で診察を受けたが、アルコール依存症とは診断されなかったことを説明し、「そうやって書いてくださったほうが、なんとか僕らも納得できるんですけど…」と唇をかんだ。
2日前の話し合いの席で、松岡は山口に「正直、あなたは病気です。だから自分のおかれている立場と今後のことをちゃんと向き合ってくれ」と告げたという。
山口が今後の人生を生きていく上で、根本的治療が必要な酒の問題。松岡は「決してお酒が悪いんじゃない。悪いのは彼ですから」とした上で、メンバー4人は「その甘さと自分の考えも改めてもらわないと、オレたちは何もできない」と山口に伝えたことを明かした。