杉山清貴&オメガトライブ色あせぬ透明感 !14年ぶり再集結に野音が燃えた
デビュー35周年を迎えた伝説の人気バンド・杉山清貴&オメガトライブが14年ぶりに再集結し、5日、東京・日比谷野外音楽堂でコンサートを行った。ボーカル・杉山清貴(58)らメンバーは、1983年4月のデビュー曲「SUMMER SUSPICION」、「ふたりの夏物語」など全18曲を披露し、約3000人のファンを沸かせた。また、来年2月から全国12都市でツアーを行うことが決まった。
14年ぶりの再集結に3000人が大興奮した。心地良いサウンドと、透き通るような杉山のボーカルは当時のまま。デビューから人気絶頂での解散まで、2年8カ月という期間でのまばゆい輝きを再現した。
「君のハートはマリンブルー」「サイレンスがいっぱい」「ガラスのPALM TREE」など大ヒット曲を連発。「-夏物語」では総立ちのファンが手拍子を送った。晴れ渡った空が暮れていく中、懐かしい曲を歌い上げた杉山は「若いときは意見のぶつかり合いがあったけど、年を取ると何でもいいよ、になる。いま、何でもいいよとなったメンバーが集まってる」「僕らも楽しいステージです。何も緊張してない。家にいるみたい」などと話して笑わせた。
この日はバンドの足跡をたどった。オメガトライブとしての登場前には、前身の「きゅうてぃぱんちょす」として4曲を披露。杉山はトレードマークのサングラスなしで歌い、2代目キーボードだった千住明(57)も参加。野音のファンの気持ちを高め、“メイン”につなげた。
また、来年2月2日からの全国ツアーを発表。アンコールで杉山が「ツアー決まりました。年明けです」と明かすと、大歓声が起こった。静岡・三島を皮切りに36周年となる4月21日の横浜まで全12都市で、健在ぶりをアピールする。