TOKIO山口達也 ジャニーズ契約解除 温情措置…将来的に再契約も!?
女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検され、起訴猶予になったTOKIO・山口達也(46)がジャニーズ事務所を退所することが6日、分かった。所属事務所がFAXで6日付での契約解除を発表した。4月30日に退職願をメンバーに提出した山口はこの日、事務所に退所の意思を表示。態度を保留していたリーダーの城島茂(47)とジャニー喜多川社長(86)が協議して受理した。TOKIOは今後4人体制で活動を続けていく。
土下座で退職願をメンバーに提出してから6日、山口が今度は事務所に退所の意思を示し、約30年在籍したジャニーズを離れることが決定した。
ジャニーズ事務所は報道各社にFAXを送信した。「本日、本人から直接、弊社に対し強い意思表明がございました。それを踏まえて本日、弊社社長とリーダー城島茂との協議が行われ、この申し出を受理する判断に至りました」。関係者によると、再入院中の山口は電話でジャニー社長に伝えたという。
23年にわたりTOKIOとして活躍した山口を育てた立場であることから、異例の“温情措置”も付けられた。「契約を解除することとなりますが、事件の社会的な影響や、現在、山口が置かれている状況などを鑑み、彼を育ててきた立場として、社会に責任を果たすために必要な支援を今後も積極的かつ継続的に行って参る所存でございます」と宣言。解雇ではなく、契約解除とした。
憔悴(しょうすい)した山口の状態や反省の程度を見るなど長期化も予想されたが急転直下の退所だった。城島は5日にテレビ朝日系「週刊ニュースリーダー」でテーブルに退所願を置き、答えが出ないと語っていた。
事務所は経緯について、「6日にメンバーの総意として辞表が社長に託され、当人からも別途、社長への直接の意思表明があったことも踏まえ、辞意の受け入れとなりました」と4人も退所で意見をまとめたとした。受理した理由は、「無期限謹慎という曖昧な形ではなく、本人の強い意思でもある辞意を受け入れ、山口が一人の人間として自分と向き合う形をとらせるべきだと決断しました」と記述。今後の支援を城島に伝え、最終合意に至った。退職の判断をメンバーがすることへの批判には、「責任はすべて弊社」と答えた。
メンバーからも信頼が厚く慕われてきた男の退所。解雇ではなく契約解除としたことからも事務所の“温情”がにじみ出る。「一人の人間としての精神と振る舞いを取り戻し、被害女性の許しを十分に得た上で、どのような形であれ未来を描けるまでの支援をすることが弊社の責任」。未来での事務所再契約の可能性も感じさせるが、関係者は「わからない」と話している。