福島県知事、今後もTOKIOを県産農産物PRに起用「引き続き力を貸して頂く」
福島県の内堀雅雄知事は7日、県庁で行われた定例記者会見で、福島県農産物のPRに関わっていたTOKIOについて、事務所を契約解除となった山口達也を除く4人に「引き続き力を貸していただきながら、福島県産農産物の品質の高さやおいしさをしっかり伝えていきたいと考えている」と発言し、今後もTOKIOを起用していく考えを明かした。会見の様子は福島県公式HPの動画で流された。
内堀知事は会見冒頭「福島県の農林水産物等のPRのため、これまでテレビCMなどにご出演頂いてきた山口達也氏の事案は大変残念であります」と切り出し、「被害者の方、家族の心情を思うと胸が強く痛みます」と被害者への思いも語った。
だが、TOKIOが東日本大震災前から福島と深く関わっていたこと、震災後は風評被害に苦しむ福島県のために「本当に早い段階から真摯に本県農産物の魅力を発信するなど、福島を応援し続けて頂いていることに心から感謝しています」と、これまでの感謝を述べた。そして山口の書類送検が明らかになった直後から「今後の対応についていくつもの想定と検証を続けた」とした。
内堀知事は、4月26日の山口本人の会見、5月2日のTOKIO4人の会見を踏まえた上で「TOKIOの皆さんがこれまで果たされてきた役割を踏まえ、城島茂さん、国分太一さん、松岡昌宏さん、長瀬智也さんに引き続き力を貸していただきながら、福島県産農産物の品質の高さやおいしさをしっかり伝えていきたいと考えております」と、山口を除く4人で引き続き、福島県農産物のPRに起用していく考えを示した。