元阪神タイガースの選手で俳優の嶋尾康史（５０）が７日、大阪市内でｅスポーツチーム「ＣＹＣＬＯＰＳ　ａｔｈｌｅｔｅ　ｇａｍｉｎｇ」のフィジカルトレーニングを実施した。

　コンピューターゲーム上での対戦を「スポーツ」として捉えるｅスポーツ。トレーニングが不要にもみえるが、嶋尾は「ｅスポーツも体力が必要。トレーニングでメンタルも鍛えられていく」と説明した。急速に注目を集めている現状を踏まえ、「メジャーになっていくなかで、一般的に受け入れられる要素として、さわやかであったり、肉体的にかっこいいこともゲームが強いことと同じくらい大事なことだと思う」とも指摘した。

　トレーニングは、これまでにも２回行っており、約１時間半にわたって、ストレッチや腹筋・背筋を鍛える方法などを指導した。運動に不慣れな選手たちを鼓舞しながら、「しんどくて当たり前。毎日、できるだけ続けてほしい」とアドバイス。「大会などもあるかもしれないが、そういうときほど実践してほしい」とフィジカルトレーニングの重要性を説いた。

　「ＣＹＣＬＯＰＳ－」は、嶋尾が監督を務めていたｅスポーツチーム「インフィニティ大阪」と大阪を拠点に活動していた「サイクロプス大阪」が合併して、２０１７年１２月に発足。嶋尾は同チームの「シニア・アドバイザー」に就任した。