松岡修造、阪急東宝の御曹司なのに…父から家業継ぐ話ゼロ「板前になれば?」
元プロテニス選手でタレントの松岡修造(50)が阪急阪神グループの「Sポイント」のCMに出演することになり、8日、大阪市内で行われた同グループの会見に出席した。
曽祖父は阪急東宝グループ創業者の小林一三氏。グループのCM出演には迷いもあったというが「意外に周りはGOサインが多くて」と依頼を受けることに。父の松岡功・東宝名誉会長からは「迷惑をかけるなよ」と忠告されたという。
兄の宏泰氏は東宝東和会長、姉の夫は辻調理師専門学校校長の辻芳樹氏。小林公一阪急阪神HD常任監査役はいとこ。姻戚にはサントリー元会長の鳥井信一郎氏や三菱銀行の取締役などもいる。「僕のバックグラウンドを応援できる。こんなうれしいことはない」と語ったが、会見では修造節が全開だ。
“華麗なる一族グループ”のPRに初めて携わることに大喜びの修造は「台本通りにやれないのが松岡修造だ!」と豪語し、「財布の中のSポイントをさらけ出せ!」とアピール。記者席に入り込んで報道陣に「もっと本気出せよ!」「目をそらすな!」と一緒に“Sポーズ”をやるよう求めるなどして盛り上げた。
実業家一族に生まれたが「父に『プロになりたい』と伝えた時、『テニスは成功するか分かんねえぞ。お前は板前になってみたらどうだ』って言われました」という。幼少時からすし屋では「いつも試合やってるような状態」で職人を凝視、興味を持っていたといい、「父からバックグラウンドの話は一切なかったんですけど」と、家業を継ぐ話が全く出なかったことをボヤいて笑わせた。
テニスでは輝かしい実績を上げたが、「僕は一応テニスやってましたが、こうやって人を応援したり、人前でしゃべるほうがテニスなんかよりよっぽど才能があるね。今のほうが輝いてておもしろい!現役に戻りたいと思ったことは全然なくて、伊達(公子)は何してんだ?と思うわけですよ」と爆笑トーク。
長女の恵さんも同グループの宝塚歌劇団入団を目指して宝塚音楽学校に在籍中で、「これが正しい応援なのか分かりませんが、娘にも迷惑をかけないようにします」と、にぎやかに語っていた。