TOKIO“悲しき全員集合” 新体制で初仕事「4人で力を合わせて頑張ります」
強制わいせつ容疑で書類送検され、起訴猶予処分となった山口達也氏(46)が6日にジャニーズ事務所を契約解除となり、4人組で活動を続けるTOKIOが9日、都内のスタジオでフジテレビ系「TOKIOカケル」(水曜、後11・00)の収録を行った。山口氏を除いた新体制での初仕事。「これから4人で力を合わせて頑張って参ります」という誓いの言葉で、再スタートを切った。
山口氏の事件をメンバーが知ったのは、4月25日に行われた「-カケル」の収録直後だった。あの日以来となるグループそろっての番組収録だったが、わずか2週間で取り巻く環境は激変した。デビューから24年間共に歩んだ山口氏の姿は、そこにはなく、全員が集合しても4人だけとなった。
今まで使われていたのと同じセットが設営されたスタジオに入ると、「これから4人で力を合わせて頑張って参りますので、よろしくお願いいたします」とスタッフにあいさつ。ショッキングな騒動からの再起へ、決意と結束を示した。
ゲストに、グループとしては15年ぶりに共演するタレントのヒロミ(53)と、ジャニーズの後輩である俳優の生田斗真(33)を迎え、今月23、30日放送の2週間分の収録をこなした。
この日は午後1時からの収録に備えて、各メンバーを乗せたと思われる4台の車が、11時過ぎから相次いで都内のスタジオに入った。いずれも車窓にはカーテンが引かれており、表情はうかがえず。午後5時までには収録を終えて、スタジオを離れた。
関係者によると、収録中の4人は普段通りの振る舞いを見せ、落ち込んだ様子などは感じさせなかったという。
2日の会見ではそれぞれが複雑な胸中を吐露したが、「向き合えることに向き合いたい」と話していたように、気持ちを切り替え、プロとして仕事に臨んだようだ。