NHK「Rの法則」スタッフによる連絡先仲介を否定 山口氏事件を受け調査
NHKが10日、都内の同局放送センターで定例会長会見を開いた。MCを務めていた元TOKIOの山口達也氏の不祥事により、5月7日に打ち切りが発表されたEテレ「Rの法則」について、番組スタッフが山口氏を含む出演者の連絡先を仲介したのではないか、と一部で報道されたことについて、編成局の担当者は「そのような報道されたことはなかったと把握しております」とした。
同担当者は、番組が出演者間の連絡先交換が常態化しているのではないかという報道や指摘があったことについて「そのような報道が一部であったことは承知しております」と認めた上で、「番組の司会者が事件を起こし、その相手が未成年であったことなどを踏まえて、あらためて番組スタッフに可能な限りの確認をさせていただきました」と説明。番組スタッフが、山口氏と共演者の連絡先の交換を仲介していたという報道について「なかったと把握しております」と結論づけた。
局側の対応としてはNHKとしては「番組出演者は法令に触れたり、公序良俗に反したりする行為、NHKの信用を毀損するような行為をしないよう契約に定めています」と他番組も含めて対策しているといい、「事前に兆候なり、対応が取れるようなタイミングがあったかどうかについては適切に対応してきたと考えています」とした。
過去に出演者間のトラブルがあったのではないか、という指摘には「どの程度のものをイメージされているのか分からないのですが」とした上で、対応が必要な事象が起きた際には「都度都度対応してきましたし、必要に応じて所属事務所に連絡してきました」と、打てる手は打ってきたと語った。