「おじさん」だからといって年代特定すべきでない 新潟小2女児殺人
新潟市西区のJR越後線の線路で、近くの小学2年大桃珠生さん(7)の遺体が見つかった殺人、死体遺棄事件で、犯罪ジャーナリスト・小川泰平氏が11日、デイリースポーツの取材に対し、被害者が残した「おじさん」という文言から、不審者の年代を特定すべきではないとの見解を示した。
9日朝から翌朝に掛けて現地で取材した小川氏。大桃さんがクラスの友人に「通学途中で黒い服を着たサングラスのおじさんに追い掛けられた」と話していたことが市教育委員会への取材で明らかになったが、この「おじさん」という表現から、不審者が中年世代であるかのような印象も浮上している。
小川氏は「子どもにとって、25歳がおじさんか、40歳がおじさんか、それは分からない。(その年代について)我々が言及することはできない」と指摘。子どもの視点では、大人の体格をしていれば若い世代でも「おじさん」と感じるわけで、年代を特定しないフラットな視点の必要性を説いた。