役所広司 広島でレッドカーペット 声援に「カンヌもかなわない」と興奮
俳優の役所広司(62)、松坂桃李(29)らが12日、広島県広島市のえびす通り商店街で、公開初日を迎えた映画「孤狼の血」のレッドカーペットイベントを行った。
主演の役所、松坂らは都内で初日舞台あいさつを行った後に広島入り。2人は「商店街でのレッドカーペットは初めて」と口をそろえ、約70メートルのレッドカーペットを闊歩した。
今作は広島県内で撮影を行っており、役所は「撮影のときは大変お世話になりました。どうかこの『孤狼の血』を応援してください」とあいさつ。役所に影響を受けるエリート新人刑事役を務めた松坂も「撮影中も広島のみなさんの愛を感じていましたが、本日のレッドカーペットでもあらためてその愛を感じました。まさに“広島じゃけぇ、何をしてもええんじゃ”というほどの熱量を感じました」と感激の様子だった。
イベントには約7000人の聴衆が集まり、大声援が送られた。役所は「今フランスではカンヌ映画祭がおこなわれていますが、そのカンヌのレッドカーペットも、今日のレッドカーペットにはかなわないんじゃないでしょうか」と興奮ぎみに話し、会場を沸かせていた。
今作は「警察小説×仁義なき戦い」と評される同名小説が原作で、映画でしか映せない暴力描写も多数含まれるため、“超衝撃作”と銘打たれている。