日大タックル問題、常務理事・内田監督雲隠れに「大学の意思と思われる」深澤氏指摘
獨協大特任教授でコラムニストの深澤真紀氏が16日、フジテレビ系「とくダネ!」で、悪質タックル問題で波紋を呼んでいる日本大学アメリカンフットボール部について、内田正人監督が大学の常務理事という立場であることを指摘し、「大学経営でも深刻な問題」と部だけではなく、学校全体の問題になり得ると訴えた。
番組では、連日報道されている日大アメリカンフットボール部の悪質タックル騒動について特集。関西学院大へ当該選手とコーチが謝罪に行っているものの、内田監督自身はその場には行かなかったことに、日大側は「内田監督は忙しいと思う」と話したことなども報じた。
自身も獨協大特任教授という肩書きを持つ深澤氏は「学生スポーツは2つの側面があって、1つは教育の一環。でも、なかなか難しいのが、今は広報の方が大きい」と現在の大学スポーツの意義を説明。「特に日大フェニックスは30年以上前に映画にもなっていたりして、日大を象徴するようなチーム」と日大にとっては大きな存在であるとした。
しかも、内田監督は日大の常務理事でもあることを指摘し「大学のマネジメントでは相当上(の立場)。そうなると、日大自身の意思だと思われても仕方がないぐらい、大学経営でも深刻な問題なのでは」と、部だけではなく、大学側も早めに行動しないと、ダメージが大きくなると持論を展開していた。