元宝塚歌劇団トップスター早霧せいなの代表作「るろうに剣心」が、再び小池修一郎氏の脚本・演出でよみがえる。新しく上演されるのは「浪漫活劇　るろうに剣心」で、１０月、１１月に東京と大阪で上演される。

　「るろうに剣心」は和月伸宏氏のマンガが原作。１９９６年にはアニメ化、２０１２年には実写映画化され、人気を博した。タカラヅカでは１６年に早霧主演でミュージカルとして上演され、大評判となった。

　早霧は演技力には定評。「ルパン三世」でも主演したが、スリムで無駄のない体形は、２・５次元ミュージカルでもその世界観を壊さず、ファンを魅了してきた。またタカラヅカのトップ時代は、史上初の大劇場５作連続稼働率１００％以上という歴史を作り、絶大な人気を誇った。

　今回、早霧が再び主人公の緋村剣心役を、ヒロインの神谷薫役を上白石萌歌、斎藤一役を廣瀬友祐、四乃森蒼紫役を三浦涼介、武田観柳役を上山竜治、加納惣三郎役を松岡充が演じる。

　東京・新橋演舞場は１０月１１日～１１月７日、大阪松竹座は１１月１５日～２４日。