猪瀬直樹氏と蜷川有紀 合計128歳おのろけ婚約会見「おゆき坊」「直樹先生」
元東京都知事で作家の猪瀬直樹氏(71)と、女優、画家の蜷川有紀(57)が16日、都内で共著&婚約披露パーティーを開き、報道陣にも2ショットで取材応対をした。
合計年齢が128歳という熟年カップルだが、2人ともお互いの写真を取り合うなどの愛情表現で、「恋する日常」を過ごしていると話すアツアツぶり。猪瀬氏は照れくさいのか、結婚の日取りを聞かれても「いかにも結婚しますというのはやらないで。後は個人のプライバシーで、普通に、密かに入籍しているということで」とはぐらかしていた。関係者も、入籍時期は未定だとしている。婚約指輪はイタリアのブランド「フェデリーコ・ブチェラッティ」のリングを、2人で選んで購入したと明かした。
お互いを「おゆき坊」、「直樹先生」と呼び合っているといい、デートの行き先や食事などリードをするのはすべて猪瀬氏の方。蜷川は「98%は間違っていない」とほぼ全幅の信頼を置いているという。ただ、時々、蜷川の意見があまりに通らないと、わざと「ぷうっ」とふくれっ面をし、それを猪瀬氏が指でつぶすという流れを再現するのろけっぷりだった。
2人の共著「ここから始まる 人生100年時代の男と女」(集英社)の帯には「カップルは、128歳。」という宣伝文句が大きく踊っている。猪瀬氏は「足す必要なんか全然ないんだけどね」と苦笑いしつつ、「希望を一緒に持ってください。皆さんというメッセージではあるよね。足して128歳というのは。そういうメッセージだよね」と、同世代にも日常的に恋をすることの効果を呼びかけていた。
都知事時代や、舌鋒鋭く語る時とは別人のような柔和な表情をしていた猪瀬氏。会見の終盤では「相性がいいの分かるでしょ?」と同意を求め、インタビュアーから優しい笑顔をしていると水を向けられると「もとから優しいんですよ」と機嫌良く反論していた。
蜷川は演出家・蜷川幸雄さんのめいで、いとこは写真家で映画監督の蜷川実花。猪瀬氏は2013年7月に元妻のゆり子さんを亡くしている。