西城秀樹さん最後のステージで共演の小川知子号泣「ありのままを見せた」

小川知子=2004年撮影
1984年3月9日、退院会見で花束を手に笑顔を見せる西城秀樹さん(左))
花束を手に笑顔でガッツポーズの西城秀樹
3枚

 歌手の西城秀樹さんが16日に急性心不全のため亡くなっていたことが17日、分かった。63歳。広島県出身。関係者によると、4月25日に家族と一緒にいた時に意識を失い倒れて、横浜市内の病院に搬送。そのまま意識が戻ることなく、力尽きたという。2度の脳梗塞に見舞われたが、不自由な体でも最後までありのままの姿を見せ、歌への情熱を燃やし続けた人生だった。

 プライベートで家族ぐるみで親交があり、最後のステージとなった4月14日の「同窓会コンサート」で西城さんと共演した女優・小川知子(69)は、17日、読売テレビ・日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に電話で生出演。前日の13日が西城さんの63歳の誕生日だったことから、出演者らで大きなバースデーケーキでお祝いし、コンサートを行ったといい、「それが最後のステージになったんだと思うと…、何ともいえない」と涙した。

 小川は西城の3児(長女、長男、次男)と夫人とご飯に行くなど、親交があり、西城さんが4月25日に倒れる直前にも、日課であるリハビリを一緒にしたという。

 「その日、(秀樹は)行きたくない、みたいな感じだったんですけど、『ダメよ』っていって、一緒に歩いた(ウォーキング)ばっかりで…」と涙で何度も言葉を詰まらせながら振り返った。

 入院前2度の脳梗塞で体に麻痺が残っても、「ありのままの自分を見せたい」と、ステージに立ち続け、子供たちとショッピングや食事に出掛けるなど、「気取らない人」だった。「それで元気になって下さる方がいればいい、と思ってたんだと思います」と話した。

 西城さんは不自由な体であえて人前に出ることを選んだが、よく、「朝、目が覚めた時に、奇跡が起きないかな、歩けるようにならないかな」と話していたという。小川は涙でむせりながらも「あなたの存在が奇跡だ、って、言ってあげたい」と追悼した。

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