「ギャランドゥ」作詞作曲の盟友もんたよしのり「オレも遠くないけど寂しいな」
「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」「ギャランドゥ」などのヒット曲で知られる歌手の西城秀樹(本名木本龍雄=きもと・たつお)さんが16日午後11時53分、急性心不全のため、横浜市内の病院で亡くなっていたことが17日、分かった。63歳。広島県出身。
西城さんのヒット曲「ギャランドゥ」(83年)を作詞作曲した歌手・もんたよしのり(67)は17日、デイリースポーツの取材に応じ、盟友の死を悼んだ。「入院しとったことも知らんかった。言葉にできないぐらいショックやな…」と声を絞り出した。
もんた&ブラザーズとして「ダンシング・オールナイト」を大ヒットさせたもんた。番組共演で知り合い、「ギャランドゥ」を西城さんの依頼で制作した。「秀樹が事務所を辞めて独立するような時期で、協力して欲しいと依頼があった。自分としては最大の自信曲を贈ったつもりです」と振り返った。
以来、もんたは西城さんの自宅に泊まりに行くほどの親交を重ね、「当時のスーパーアイドルだったが、すごく気さくでおとこ気が強くて親しみがありました。俺の方が年齢は上だけど、経験は向こうの方が上で色んなことを教えてもらった。家にはスタジオもあって曲作りをしたこともあった」という。
脳梗塞発症後にテレビ局の楽屋で会ったことを「“なかなか回復せんねん”って。根性ある、強い人だから100パーセント回復しようと本気でリハビリしとったんやろうね。頑張ってんねんなって思っていた」と回想した。
「ギャランドゥ」から35年…。「次から次へとミュージシャンが…。お疲れさんと言うか、順番だからな。オレも遠くないけど寂しいな」。しみじみと言葉をつないだ。