星由里子さん死去 74歳 若大将シリーズマドンナ役、科捜研の女など活躍
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女優の星由里子さんが16日、心房細動と肺がんで京都市内の病院で亡くなったことが18日、分かった。74歳。葬儀は家族葬で行われ、後日、お別れの会が行われる予定。
昨年の秋から心房細動の治療を行っており、今年に入って肺がんが見つかった。治療をしながら3月まで新作の映画を撮影。5月上旬に容体が急変し入院。そのまま帰らぬ人となった。
星さんは58年、東宝が開催した「ミス・シンデレラ娘」に選ばれ芸能界デビュー。59年に映画「すずかけの散歩道」で女優デビューを飾った。加山雄三の代表作となる「若大将」シリーズでは、恋人役の「澄ちゃん」を11作品演じた。96年には「わが心の銀河鉄道 宮沢賢治物語」で日本アカデミー賞助演女優賞を、舞台「佐渡島他吉の生涯」で菊田一夫演劇賞を受賞した。
ドラマでもNHK連続テレビ小説「あぐり」、テレビ朝日系「科捜研の女」「こちら本池上署」などにも出演し、活躍した。