前川清、高校時代の西城秀樹さんから「アホやってる人だ」…スター人生偲ぶ
歌手の前川清(69)が18日、都内のスタジオでBS11の「あなたが出会った昭和の名曲」(木曜、後6・59)の収録を行い、16日に亡くなった西城秀樹さんを追悼した。
前川は西城さんの容体が悪化したのを「何日か前から聞いていました」という。「危ないでしょうと耳にしていたので、覚悟といった物ができておりました。(訃報は)びっくりするより、ニュースが流れて“きょうだったのか”という感じでした」と心境を明かした。
西城さんとの思い出は、1回だけ六本木に遊びに行ったことだという。「ヒデ君が一番いい時。僕は30代の半ばかな。飯というよりラーメン食ったのを覚えています。ヒデ君とはその日1日だけでした」と振り返った。
もうひとつは、高校生だった西城さんから広島で「アホやってる人だ」と声をかけられたことだという。前川は「欽ドンとかに出てたから、面白い人だという意味で声をかけてくれたんだと思う。広島の駅からタクシーに乗るまでの間。ヒデ君から『あれ、僕なんです』といわれました」と目を細めた。
西城さんとの“最後の接点”は、5~6年前だという。前川は梅沢富美男(67)と大阪の西城さんのお姉さんの店で食事し、その際に西城さんと「一緒にゴルフをやりたいね」と電話で会話したそうだ。
前川は西城さんの現場での姿も証言。「パワーがすごかった。(野口)五郎君も(郷)ひろみ君も汗を出していたけど、ヒデ君が一番出していた。アクションもジャニーズと違っていた」という。そのうえで「スターでしたよね。歌謡曲とも違うし、ひろみ君とも五郎とも違う。3人はいいライバルだったんじゃないかな」と西城さんの魅力も分析した。
なお、この日の収録では西城さんの足跡を振り返りつつ、前川は初めて息子の紘毅、娘の侑那、純烈らと「YOUNG MAN(Y.M.C.A)」を歌い、天国の西城さんにささげた。