ひろみちお兄さん 子どもたちのスポーツ界には本当に最低な指導者が多くいる
NHK「おかあさんといっしょ」で“ひろみちお兄さん”として人気を集めた佐藤弘道が18日に更新したブログで、アメリカンフットボールの定期戦で、日大選手の悪質な反則行為によって関学大選手が負傷した問題を取り上げ、これに関連して「日本のスポーツ界、特に子どもたちのスポーツ界は、本当に最低な指導者が多くいます」と訴えた。
佐藤は「連日、某大学の『悪質タックル』が話題になっております」と書き出し、自身が日体大の出身であることを明かした。佐藤は「我々はスポーツマンシップに則り、正々堂々と戦うことを誓います」というスポーツの試合でよく聞かれる言葉を取り上げ、「まさにスポーツマンシップとは、『明るく、正々とした態度・精神』です。それと同様に『フェアプレー』があります」と記した。
海外では「スポーツマン」を「良き仲間」と「訳すところもあります」と言葉が持つ意義深さも説いた。続けて佐藤は「スポーツをする上で、上記の事が基本とあり、戦う相手がいるからこそ試合が成り立ちます!相手、審判またはその試合に関わる全ての方に、敬意や感謝が無ければ、スポーツではありません」と相互に敬う心が必要不可欠であるとの考えを示した。
佐藤はまた、「私たち子どもの指導者は、遊びを通じて子どもたちの運動能力を上げて、スポーツの世界に導く仕事をしています」と子供たちを指導する立場としての考えも提示。「その世界が整った環境で無ければ、本当に残念なことです」とし、「我が家は、息子たちが小さい頃から野球をしていましたが、少年野球などで相手チームの監督やコーチらが『ピッチャービビってるぞ』『どうせ打てねーから大丈夫だ』など、汚い言葉で子どもを威嚇するチームもありました」と少年野球の指導者の中に、賛同できない人物がいることを記した。
佐藤は「その時、いつも『あんなチームに入らなくて良かった』と思っていました」とし、「日本のスポーツ界、特に子どもたちのスポーツ界は、本当に最低な指導者が多くいます」と断じた。その上で「ぜひ、審判はそこの指導もお願いしたいところです」と求めた。