ももクロ 新宿ジャック 駅前騒然サプライズ!“原点”ヤマダ電機前に凱旋
結成10周年を迎えた4人組アイドルグループ・ももいろクローバーZが19日、東京・西武新宿駅前にサプライズ登場し、週末の繁華街が一時騒然となった。向かいにある「ヤマダ電機・LABI新宿東口館」に設置された大型ビジョンで結成日の17日からライブ映像が流れており、この日は1時間の拡大上映が行われていた。ブレーク前に全国の店舗を巡るツアーを行った思い出のヤマダ電機前で、ビッグになった姿を見せつけた。
ももクロが、ごった返す週末の歌舞伎町にサプライズ登場した。
西武新宿駅前の3面LEDビジョンで、ベストアルバム「桃も十、番茶も出花」(23日発売)のリリース記念映像が1時間ほど流れた直後。向かいにある新宿ペペの2階テラスにメンバー4人が現れ、モノノフ(ファンの愛称)4000人が「ウオォ~!!」「イエーイ!!」とうなりを上げた。
リーダーの百田夏菜子(23)は「通りすがりのみなさ~ん、ももクロですよ~!!一応、本物ですよ~!!」と見慣れぬ光景を満喫。「10年前には新宿の大きなビジョンで映像が流れるなんて、思ってもなかったので…電車のみなさ~ん!!」と隣を通ったJR特急にも手を振った。
ビジョンがあるのは、CDデビュー前の2009年5月から全国24店舗を巡るツアーを行ったヤマダ電機。マネジャーの運転するワゴン車で車中泊しながら104公演し、困難を元気とアイデアで乗り越えるももクロの原点となった。照明設備がない駐車場で、夜に車のヘッドライトを頼りにライブをした伝説も残っている。
インディーズ時代のシングル2枚も、同社の子会社から発売したほど、ゆかりは深い。新宿東口館でライブをしたことはないが、9年ぶりにヤマダ電機前に“凱旋”し、高城れに(24)は「どんどんモノノフのみなさんも増えて、10年間みんなに応援されてやってきたんだなと思います」と感慨深そうだった。