津川雅彦 妻・朝丘雪路さん「アルツハイマー認知症」…自身も車いす、肺炎を治療中
82歳で亡くなった朝丘雪路さんの夫で俳優の津川雅彦(78)が20日、東京都内で報道各社の取材に応じ、朝丘さんの最近の様子について語った。亡くなるに至った原因を問われると「アルツハイマーです。もう、4、5年になるかな」と答えた。直接の死因となった病気については「ない」と述べた。
津川は車いすに乗って報道陣の前に現れた。鼻にはチューブが通っていた。いったん車いすから降りて用意されたイスに座った。自身の体調について「大丈夫じゃない。こんな格好で大丈夫なわけがない」と述べた。口調ははっきりしていた。
朝丘さんが亡くなったことについて聞かれ、「感謝しています。すべてに感謝しています」とし、朝丘さんの病については「病気の状態についてはご勘弁を」と多くは語らなかった。死に至る直接の病気について問われると「ない」と答え、その上で「アルツハイマーです。もう、4、5年かな。だんだん深くなっていくような…。診断書に書かれたのはアルツハイマー認知症です」と明かした。
朝丘さんが津川のことは分かっていたのかを聞かれると「それもね…段々、段々…。勘弁して下さい」と多くを語ろうとはしなかった。
最後の会話について津川は「いつだったか。俺と分かっていたのかどうか」と振り返り、津川を見て朝丘さんは「あら」と短く言ったという。
津川は肺炎を患っていることを明かし、チューブは呼吸器のためだという。この日は自宅から会見場に現れた。